ETF・投資信託

ETFのメリット・デメリットを5つのポイントで解説!

ETFについて詳しく知りたい人
個別株と比べてメリットはあるのだろうか?逆にデメリットは?

この記事を読むことで、ETFのメリット・デメリットについてより理解が深まります。

それでは解説をしていきます。

そもそもETFとは?

そもそもETFとは、各証券取引所に上場している投資信託であり、「Exchange Traded Fund(=上場投資信託)」の略となります。

日経平均やTPOIXなどの特定の指数と同様のパフォーマンスを目指して運用されます。

詳しい解説はこちらの記事を読むんじゃ!

https://nachioblog.com/what-is-etf

ETFのメリット

手間なく分散投資ができる

ETFは「日経平均」や「TOPIX」、海外であれば「S&P500」などの様々な指数に連動したパフォーマンスを目指し投資をします。

S&P500に連動するETFに投資をすれば、米国の500社に分散して投資をするのと同等の効果が得られます。

個々の株価に一喜一憂することなく、市場全体にまるっと投資をすることができるのです。

特に、市場全体がずっと右肩上がりで伸びている米国市場に投資すれば、将来的にリターンを得られる期待値が高くなります。

倒産リスクが少ない

企業の寿命は30年と言われているため、個別銘柄への投資には倒産のリスクがつきまといます。

倒産してしまえば、株式は紙くずになってしまいます。

しかし、複数の銘柄に分散投資をしているETFは、一般的には倒産リスクは非常に少ないものになります。

投資の鉄則「卵は一つのカゴに盛るな」じゃな。

少額から購入ができる

分散投資を自分でやるとなると、多くの手間と資金が必要になりますが、ETFであれば、一つの銘柄を購入するだけでことが済みます。

個人で数百~数千銘柄に投資をしようとすれば、購入に掛かる手続きや手数料も膨大になります。

しかし、ETFであれば1万円からでも購入することもできます。

手数料が安い

投資信託でアクティブ運用をするようなファンドであれば、ファンドマネージャーの人件費など、多くのコストが発生します。

ETFは一般的には指数に連動した運用を行うため、銘柄の選定を行う必要がほとんどありません。

よって、定期的な銘柄の組み換え程度であり、運用コストは非常に低く抑えられています。

リアルタイムで取引ができる

一般的な投資信託は基準価額が1日1回決められ、その価格でしか売買ができません。

しかし、ETFは市場に上場されているため、証券取引所の取引時間内であればいつでも売買が可能です。

株式と同様に、相場のチャートを見ながら、リアルタイムで売買ができるのです。

ETFのデメリット

流動性リスクがある

流動性とは、株式などにおいて市場に出回っている数の多さを表します。

大きな時価総額を抱える人気ETFであれば、日々活発に取引が行われているため、あまり流動性リスクを考える必要はありません。

一方で、ほとんど売買が行われていないETFもあります。

故に、取引をしたい時に取引ができないことになってしまったり、正常な価格で取引ができないといった恐れも出てきます。

株もETFも売る人と買う人がいて初めて成立するんじゃ!

景気の悪化に影響される

ETFは、銘柄によっては市場全体に投資をすることがあります。

ゆえに、景気が悪化すれば、ETFの価格も下落しやすくなります。

景気が悪化すれば株価が下がるのは個別株も同じですが、個別株には不況に強い銘柄も存在します。

米国の上場企業のほとんどを網羅する「VTI」に投資をし、仮に米国経済が悪化した場合はもろにその影響を受けることになるのです。

自動積立投資ができない

SBI証券では、「米国ETF定期買付サービス」を実施しているため、毎月自動でETFの積み立て投資をすることができます。

しかし、ETFの定期買付ができるのは、現状はSBI証券のみとなっております。

他の証券をメインで使用している場合は、毎月決まった日に手動で買付をしなければならず、非常に手間です。

ETFの自動積み立てができる証券会社がもっと広がれば良いのぉ!

基準価額と取引価格の乖離がある

株式と同様に市場で売買される価格を「取引価格」と言い、リアルタイムで反映されます。一日の取引が終わると、終値として価格が確定します。

一方、「基準価額」はETFの運用で必要なコストを差し引いた資産額を発行口数で割って求められます。

当たり前ですが、リアルタイムで取引されている「取引価格」と「基準価額」が一致することはありません。

基準価額より著しく低い取引価格で購入してしまう、といったことも発生する可能性があるため注意が必要です。

株主優待がない

株主優待制度は、会社の株を保有している株主に対して、会社の利益から自社製品、割引券、優待券などを株主に還元する制度です。

これは配当金とは別に獲得することができます。

ETFにも配当金(=分配金)はありますが、株主優待は存在しないのです。

株主優待は嬉しい制度なんじゃがな・・

まとめ

ETFのメリットとデメリットについて紹介しました。

最後に、特に大切なポイントをまとめます。

・手軽に分散投資ができる。
・分散投資でリスクを軽減できる。
・自動積立投資ができない。
・株主優待制度がない。

個人的にはメリットを上回るデメリットが存在すると思っています。

皆様のご参考になれば幸いです。

\応援していただけると励みになります!/