ETFと投資信託について詳しく知りたい人
「ETFは上場されてる投資信託だってことは分かるけど、他に違いってなにがあるんだ?」「そもそもどっちがおすすめなの?」
今回はそんな疑問について解説をしていきます。
そもそも「ETFってなんだ?」という方は、過去の記事にてまとめてますので、ご参照ください。
https://nachioblog.com/what-is-etfETFと投資信託の違いは?
ETFと投資信託はどちらも「投資信託」という点では同じです。
しかしながら、以下の点で違いがあります。
①上場の有無
ETFは証券会社に上場がされているため、株のように取引時間中に価格が変動し、リアルタイムで購入した時の値段が取引価格となります。
それに対して、投資信託はリアルタイムの動きがあるわけではなく、1日1回算出される基準価額にて取引がされます。
この基準価額は取引当日ではなく、一般的には翌営業日になって初めていくらで購入できたかが公表されます。
ETF | 投資信託 | |
上場 or 非上場 | 上場 | 非上場 |
取引可能時間 | 取引所の取引時間 | 販売会社の申込期間中 |
取引価格 | 市場価格 | 基準価額 |
②購入場所の違い
ETFは上場しており、基本的には証券会社を通じて市場で購入をします。
一方、投資信託は上場していないため、銀行などの金融機関窓口で購入する必要があります。
楽天証券などのネット証券では、オンラインで購入も可能です。
③運用方法の違い
ETFは日経平均やTOPIXなどの指数に連動する金融商品である「パッシブ運用型」と定義されます。
投資信託にもパッシブ運用型の商品はありますが、パッシブ運用を上回る成果を目指す「アクティブ運用型」の商品も存在します。
④手数料の違い
下記の表の手数料のパーセントはあくまで参考数字ですが、一般的には投資信託よりETFの方が安くなっています。
信託報酬とは、ファンドが商品の運用するために必要なコスト(調査費や人件費など)が手数料として掛かるものです。
信託財産留額とは、投資信託を解約する際に掛かる費用になります。
ETF | 投資信託 | |
購入時の費用 | 証券会社により異なる手数料 | ファンドもしくは販売会社により異なる手数料 |
信託報酬 | 0.2〜0.5% | 1〜3% |
売却時の費用 | 証券会社により異なる手数料 | 換金手数料がかかる場合がある |
信託財産留保額 | なし | 0〜0.5% |
ETFと投資信託のおすすめはどっち?
投資信託はETFと比べると手数料がやや高いデメリットがありますが、以下のようなメリットもありますが。
<投資信託のメリット>
・小額から始められる
・国内だけでも6,000本の商品数
(ETFは200本程度の商品数)
・コツコツ積み立て投資ができる
・積み立てNISAにも対応している
ETFと投資信託のどちらがおすすめかと言うと、一長一短があり、どちらが良いとは言えません。
ただし「手間なく分散投資をしたい」と言うニーズに対してはどちらも応えることができます。
自身の投資スタイル(パッシブかアクティブか等)や投資をしてみたい商品ごとに検討していければよいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ETFも投資信託も商品ごとに手数料が異なりますが、どうせなら安くて良い商品を選びたいと思います。
その点、ネット証券会社の楽天証券では、売買手数料が0円の銘柄が100本以上もあります。
口座開設がまだの方は以下の記事もご参考いただければ幸いです。
