米国ETFについて詳しく知りたい人
「個別株はリスクが高いし、ETFに投資してみたいけどどんな銘柄があるのだろう?」「米国ETFに投資してみたいけど、全く知らないな・・」
そんな方へ米国ETFのおすすめ銘柄を紹介していきます。
目次
なぜ米国ETFなのか?
そもそもなぜ日本のETFではなく、米国のETFが良いのでしょうか。
米国は世界一位の経済大国
2018年度の米国のGDPは20兆ドル(2,200兆円)と世界最強の経済力を誇ります。
日本は約5兆ドルですので、日本の約4倍にもなります。
右肩上がりの株価
過去100年間の米国の株価は浮き沈みはあるものの、ずっと右肩上がりのチャートを描いています。
1900年に50ドル程度であったNYダウ平均は、2000年代には10,000ドルを超え、現在は一時30,000ドルに達し、驚異の600倍の上昇率となっています。
人口も増えている
2019年の米国の人口は前年比155万人増の3億2823万人となっています。
2010年の3億874万と比較すると2,000万人も人口が増えています。
人口減少が続く日本とは対照的に米国は今もなお人口が増えています。
人口が増えるということは、経済も拡大することになります。
世界最強の軍事力
米国は200万人を超える兵員を抱え、7,000億ドルもの軍事予算を掛けています。
誰もが認める世界最強の軍事力を持っている点もこの国の強みです。
米国ETFの特徴
米国の企業も個別で見れば、倒産や浮き沈みがあります。
しかし、米国株全体で見れば、これまでは一貫して右肩上がりとなっているので、米国の市場全体にまるっとETFで投資をすることで、倒産などのリスクも抑えられ、かつ米国経済の成長を享受することができます。
米国が特徴的なのは、米国の経済(株価)がこれまでずっと右肩上がりの成長をしていることじゃな。日本はというと、バブル経済以後は横ばいじゃ。
代表的な株価指数
米国には様々な株価指数がありますが、有名どころは以下の指数です。
<米国の代表的な指数>
・NYダウ工業株30種
・S&P500指数
・ナスダック100指数
米国ETFのおすすめ10選
それでは、実際に僕がおすすめするETFを紹介していきます。
VOO
まずはVOO(Vanguard 500 Index Fund ETF)の紹介です。
米国ETFの中でも代表的な商品で、バンガード社が提供しています。
VOOは、米国株式を構成銘柄とするS&P500指数の投資パフォーマンスに連動する運用成果を目指しています。
現在の時価総額は13兆2000億円とあまりに巨額です。
時価総額が大きいほど経費率は下がるため、現在の経費率は0.03%にまで抑えられています。
SPYD
続いて、SPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)を紹介します。
SPYDはステート・ストリート・グローバル・ アドバイザーズ社が提供しています。
S&P500指数のうち、高配当利回り上位80銘柄にほぼほぼ均等に投資されています。
高配当銘柄に投資しているだけあって、分配金利回りは4%を超えます。
経費率も0.07%と非常に低コストとなっています。
QQQ
QQQ(PowerShares QQQ Trust Series 1)の紹介です。
世界一のベンチャー市場であるナスダックに上場している企業のうち、時価総額上位100社の株価に連動した商品です。
組み入れ上位の銘柄は、マイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブック、アルファベットとなっています。
この5社だけで、全体の40%もの比率になっているんじゃ!GAFAに集中投資といっても過言ではないのぉ。
経費率は0.2%となっています。
VTI
VTI(Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF)のご紹介です。
VTIはバンガード社が提供する商品であり、VOOがS&P500の指数に連動するのに対し、VTIは米国株式市場全体をカバーします。
VOOのように大型株だけではなく、小型株も構成銘柄に含まれることになります。
大型株より小型株の方が長期的にはリターンが良くなるため、VOOより投資リターンが期待できます。
経費率は0.03%です。
VT(おまけ)
最後にVT(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF)のご紹介です。
こちらもバンガード社が提供する商品ですが、米国市場だけではなく、全世界の先進国および新興国の株式市場を投資対象としています。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動した投資成果を目指しており、先進国や新興国市場を含む約8,000銘柄で構成されております。
経費率は0.08%です。
商品まとめ
それでは、ここまでご紹介したETFをまとめます。
経費率 | 分配金利回り | 銘柄分散 | 時価総額 | |
VOO | 0.03% | 1.78% | 500社 | 1,300億ドル |
SPYD | 0.07% | 6.04% | 80社 | 18億ドル |
QQQ | 0.2% | 0.65% | 100社 | 1,000億ドル |
VTI | 0.03% | 1.70% | 3600社 | 1,300億ドル |
VT | 0.08% | 1.28% | 8000社 | 125億ドル |
SPYDを除けば分配金利回りはそれほど高いわけではありません。
しかし、これまで解説していきたように、米国成長に裏付けられたETFであり、長期的な視点でみたときに値上がり益も期待できます。
どれも良いETFじゃから、ここからの銘柄選定は好みの問題じゃな!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ご自身の投資スタイルに合わせてご参考頂ければと思います。
ETFについてもっと知りたい方は、以下の記事もご参照下さい。
https://nachioblog.com/what-is-etf