皆さんこんにちわ。
段々暖かくなってきて嬉しい限りです。
実は去年の年初に仮想通貨を利確し(神がかり的な利確w)、利益が出ていたため、普段はサラリーマンの僕が、今回初めて確定申告をしてきました。
初めてだったので、ビクビクしながら税務署に行ってきましたが、意外なほどあっさり納税をすることができました。
そこで、まだ確定申告が終わってない方のために、書類作成から税務署で納税するまでの一連の流れを書いていこうと思います。
ちなみに、想定しているケースは僕と同じ属性で以下のケースを想定しています。
・給与所得者(サラリーマン)
・仮想通貨で20万円以上の利益を得た。
・会社で年末調整をしている。
それでは、いきましょう!
目次
確定申告の期間
まず、2018年1月1日~12月31日の間に利益が生じていた場合、確定申告の期間は、
2019年1月18日(月)~3月15日(金)となります。
そして、税務署が営業しているのは、平日です。
サラリーマンにはなかなか厳しいですね。。
郵送やe-Taxなどの方法もあるようですが、初めての僕にはハードルが高かったので、
仕事をお休みして、直接税務署に行ってきました。
仮想通貨の損益計算
僕はCoinCheckとZaifの損益計算でしたので、
CRYPTACT(クリプタクト)を使って、損益計算をしました。
こちらのクリプタクトは、各取引所からのダウンロードしたファイルをアップロードするだけで、簡単に損益計算をすることができたので、とても楽チンで助かりました。
(計算が合っているか不安だったので、結局は自分でエクセルを使ってダブルチェックしたんですけどね笑)
他にも色々損益計算ができるサービスがあるようですが、
CoincheckとZaifあたりを使っていたようなら、クリプタクトで十分でした。
経費の計算
仮想通貨の取引に関して掛かった経費をリストアップしましょう。
また、経費については、レシート、領収書などをしっかり保存しましょう。
参考程度に僕は以下のものを経費計上しました。
・仮想通貨に関わる書籍購入費用
・仮想通貨取引に使用したPC購入費用
国税庁の確定申告等作成コーナーから申告書類を作成
それでは、いよいよ確定申告書類を作成していきます。
まず、国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセスします。

「作成開始」をクリック。

「印刷して書面提出する」をクリック。

「利用規約に同意して次へ」をクリック。

「所得税」をクリック。

「左記以外の所得のある方(全ての所得対応)」をクリック。

「生年月日」を入力し、下部の項目にチェックをいれましょう。
「①全ての申告に対応」のシートを使っていきます。
各項目を一つずつ入力していくだけですので、焦らずゆっくり進めましょう!
給与に関する入力

サラリーマンの方は「収入金額等」の項目の「給与」をクリック。
最後にこの確認画面で誤りがないかを確認しましょう。
誤りがなければ「次へ」をクリック。
雑所得に関する入力
続いて、仮想通貨の所得を入力していきましょう。
仮想通貨の課税関係については、国税庁のHPを紹介しておきます。

「収入金額等」の「雑」の「その他」をクリック。

「上記以外(報酬等)」の「入力する」をクリック。

「種目」・・・「仮想通貨」と入力。
「名称」・・・「CoinCheck等/各種仮想通貨取引所」と入力。
僕が使用しているクリプタクトでは、各種取引所合算の損益計算ができたので、「各種仮想通貨取引所」とまとめて入力しました。
単独の取引所毎に収支を計算した場合は、分けて入力すればよいです。
「場所」・・・取引所の所在地を入力する部分ですが、空白でもよいようです。
「収入金額」・・・仮想通貨の収入額を入力。
「必要経費」・・・仮想通貨の利益に関わる経費を入力。

入力が終わったら、内容に誤りがないかを確認して、「入力終了(次へ)」。
ふるさと納税に関する入力
皆さんふるさと納税はやっていますか?
僕は今年になってようやく始めたのですが、素晴らしい制度ですね。
実質2,000円の自己負担で、各地域のお礼品を貰うことができます。
ふるさと納税制度を利用し、確定申告をされる方は以下のように入力します。

「所得から差し引かれる金額」の「寄附金控除」をクリック。

「入力する」をクリック。

図の内容を参考に「寄附年月日」「寄附金の種類」「市区町村に対する寄附」「都道府県の選択」「市区町村の選択」「支出した寄附金の金額」を入力しましょう。
「都道府県」「市区町村」を入力すれば、自動的に「寄附先の所在地」が入力されます。
また、他の市町村にも寄附先がある場合は、「別の寄附先を入力する」をクリックして同じように入力していきます。
同じ市町村の寄附先が別である場合は、「同じ寄附先をもう1件入力する」をクリックします。

全部の寄附金の入力が終わったら、内容を確認し、間違いがなければ「次へ進む」をクリック。

「OK」をクリック。
皆さんお疲れ様でした。
ここまでで大体80%くらいは完了です。
今回は仮想通貨に関わる部分がメインとなりましたが、年末調整に間に合わなかった方の「生命保険料控除」などは、必要に応じて入力してみてください。
納める税金

ここまでの入力が終わると、「納める税金」の欄に所得税の納税額が記載されます。
これが実際に支払う金額となります。

画面最下部の「入力終了(次へ)」をクリック。

「OK」をクリック。
住民税に関する入力

「住民税・事業税に関する事項」をクリック。

本業の会社に対して、副業(仮想通貨)の利益を知られたくない方は、ここで「自分で納付」にチェックをいれます。
所得税と住民税の徴収について、
・所得税・・・税務署の管轄
・住民税・・・市役所の管轄
となっています。
確定申告自体は税務署が受付をしてくれているのですが、その確定申告の内容を元に住民税の計算をし、徴収をするのは市役所となります。
そのため、「副業部分の住民税を自分で納付する」という点については、市役所に対して主張をする必要があります。
他サイトにも色々やり方は記載されていますが、市役所に直接問い合わせをするのが確実なようです。
そのほか、「扶養親族がいる場合」や「配当所得等がある方」などの入力項目がありますので、適切に入力をしていきます。

入力が終わったら、「入力終了(次へ)」をクリック。

納税方法の選択
続いては納税方法の選択です。
口座からの引落としを希望する方は、「振替依頼書を作成する」をクリックし、口座情報を入力してみてください。
僕はそんなに金額が大きくなかったのと、どのように納税するのかを知りたかったため、「窓口納付」を選び、実際に税務署で直接支払ってきました。


住所・氏名の情報を入力します。

最後にマイナンバーを入力して、「申告書等作成終了(次へ)」をクリックします。

「帳票表示・印刷」をクリックするとPDFファイルがダウンロードされますので、それを印刷して使用してください。
「次へ進む」をクリック。
さぁいよいよ最後のページです。
「入力データ」は来年も使う可能性がある方は保存しておきましょう。
内容を確認したら、最後に画面下部の「終了する」を押して、完了となります。
税務署への提出
PCでの入力作業が終了したら、税務署への提出になります。
前段に記載のとおり、僕は税務署に直接持っていきましたが、郵便で送る方法などもできるようです。
実際に僕が持参したものは、以下のものです。
1.確定申告書B第一表(控えも)
2.確定申告書B第二表(控えも)
3.本人確認書類
・「マイナンバー通知カード」
・「免許証」
・「パスポート」
4.給与所得の源泉徴収票(原本)
5.ふるさと納税で各市町村より送られてきた受領証(原本)
6.印鑑(結局使いませんでしたが、念のため実印を持っていきました)
以上の書類をもって、恐る恐る税務署に入りました。
列に並び、窓口のお姉さんに書類を提出すると、確定申告書の控えに判子を押してもらえました。
この間、3分程度。
意外なほどあっさりしていて驚きました。
ちなみに、ふるさと納税の受領証はそのまま原本を渡すことになるので、必要であれば事前にコピーを取っておいてください。
注意点
ご自身の住所地によって所轄の税務署が決まっています。
僕は知らずにA税務署に行ったところ、「ここではなくて、B税務署に行って下さい(ニッコリ)」と言われ、だいぶタイムロスをしてしまいました泣。
また、お昼頃に行ったのですが、まだ2週間も期間が残っているせいか、数名並んでいる程度でした。
申告期限が近付くと、かなり混雑するらしいので、確定申告は早めに済ませたほうがよいようです。
申告が終わったので、後で市役所に連絡し、「追加の住民税の支払いについて自分で納付する」旨を伝える予定です。
終わりに
最初は「確定申告って何か怖い」「納税って難しい作業なんじゃないか」とビビッてましたが、意外なほど簡単でした。
初心者でも、国税庁の「確定申告等作成コーナー」の流れに従って、ただ項目を入力していくだけで全然OKでした。
なお、不明な点があれば税務署に行けば教えてくれますので、そこで聞いてみたら良いと思います。
以上ですが、これから確定申告をされる方に、ちょっとでも参考になればと思います。
追記:住民税について
確定申告が終わった後に、住民税の支払いも無事にすることができました。
確定申告の際に、「自分で納付(=普通徴収)」を選んでいたので、
6月頃に自宅に納付書が届き、コンビニで支払いをしました。
会社に住民税の支払い連絡が行くのは避けたかったので、
事前に市の担当課に確認の連絡をしたところ、流れについて以下のことを教えて貰いました。
・税務署から市に対して、3月中旬以降に順次データが届く
・普通徴収ができない場合は、4月中には通知が届く
(納税番号を通知することで、4月中旬頃には、電話でも普通徴収が可能かの確認ができる)
・自宅には、6月頃に納付書が届く
・引越し先へも納付書の送付は可能
僕は3月に確定申告をし、4月以降に他の市に住所が変わっていたのですが、
転入届けを提出していたので、新しい住所に納付書がちゃんと届きました。