米国株の買い方を詳しく知りたい人
「日本株ならそのまま日本円で買えば良いけど、米国株はどうすれば良いんだ、、、手数料とかも高いのだろうか??」
米国株の購入方法について、3ステップで解説していきます。
目次
ステップ1:外国株の口座開設をする
まずは外国株の口座を開設する必要があります。
既に日本株の証券口座があったとしても、外国株の口座は別途開設が必要な証券会社が多いです。
米国株を取り扱う証券会社を以下の記事で比較しています。

ステップ2:日本円を米ドルに両替する
日本株を買う時は、日本円でそのまま決済するため何も問題はありません。
しかし、米国株は「米ドル建て」の取引となるため、日本円を米ドルに両替しなくてはなりません。
その際には以下の点も抑えておきましょう。
ドル円の為替の状況を確認
日本円やユーロなどの通貨を米ドルに換えることを「ドル転」と呼びます。
このドル転をするタイミングによっても大きな差が生まれます。
ドル円が100円と110円の時に日本円→ドル転をした場合、いくらくらい違いが生じるのか計算をしてみます。
ドル円 | 120万円を両替 |
100円 | 12,000米ドル |
110円 | 10,909米ドル |
差分 | 1,091米ドル |
ドル円が100円と110円では、約1,000米ドル(=約10万円)も差分が生じます。
なかなか大きな金額ではないでしょうか。
円高の際に、まとめてドル転してドルを確保しておくことが重要です。
為替手数料(スプレッド)に注意
ドル転する際には、為替手数料(スプレッド)も発生します。
主要なネット証券会社の為替手数料を比較してみます。
証券会社 (2020年4月現在) |
為替手数料 (米ドル) |
楽天証券 | 25銭 |
SBI証券 | 25銭 |
マネックス証券 | 無料 (売却時25銭) |
DMM証券 | 25銭 |
※DMM証券は配当金受取時のスプレッドが基準為替レート-1円となる。
1ドルあたりの手数料が「25銭」の証券会社がほとんどです。
「25銭」といっても現実に扱うお金ではないので、イメージしにくいかと思います。
以下に金額ごとの為替手数料を記載しました。
米ドル | 為替手数料 |
1米ドル | 25銭 |
1,000米ドル | 250円 |
1万米ドル | 2,500円 |
1万米ドル(=約100万円)を両替して、2,500円の為替手数料が掛かるイメージです。
円貨決済サービスで直接米国株の買付も可能
なお、証券会社によっては円貨資金で直接米国株の買付けが可能な「円貨決済サービス」を実施しているところもあります。
この決済方法を使えば、事前に円→米ドルに両替する手続きは不要となります。
この決済方法は手間が掛からない利点がある一方、証券会社指定の為替レートで決済することになるため、為替手数料が余分に掛かってしまう可能性があります。
ステップ3:銘柄を選んで注文へ
最後に銘柄を選んで注文します。
米国株の取引き時間に注意
米国(ニューヨーク)とは13時間の時差があります。
サマータイムであれば日本時間の夜22:30からニューヨーク市場が動き始めます。
米国(NY) | 9:30~16:00 |
日本(標準時間) | 23:30~6:00 |
日本(サマータイム) | 22:30~5:00 |
ちなみに2020年のサマータイム期間は3月8日~11月1日までとなります。
銘柄の選定
米国株には世界的な企業などがたくさんあります。
投資方法などは人それぞれですので、自分にあった投資方法を決め、投資をはじめましょう。
なお、証券会社の検索窓で銘柄を探す際、日本語で検索することも可能ですが、慣れてくればティッカー(証券コード)で検索することも可能です。
企業名 | ティッカー |
アップル | AAPL |
アマドン・ドット・コム | AMZN |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
米国株は円安円高と為替手数料のところが肝心ですね。
株価の変動はもちろんですが、いかに円高の時にドル転をしておけるかで投資できる株数も大きく変わります。
初めての方はまずは口座開設をして、少額から初めてみて、米国株に慣れましょう。