インデックス投資

世界の株式指数まとめ

なちお

日経平均とダウ平均くらいは知ってるけど、欧米の指数とか他の世界の指数って全然知らないなあ。

株式投資をしている方で普段よく見る指数は、やはり身近な日経平均やダウ平均などではないでしょうか。

僕も世界の指数については何となく知っている程度でしたので、今回はBloombergを参照しつつ、世界の主な株価指数を調べてみました。

日経平均株価

お馴染みの日経平均です。日本の株式指数の代表的な株価指標の一つです。日経平均や日経225(ニーニーゴ)とも呼ばれます。

東京証券取引所第一部に上場する約2000銘柄の株式のうち、225銘柄の平均株価(平均株価型)となります。

ちなみに、日本には証券取引所が4つ(東京証券取引所、札幌証券取引所、名古屋証券取引所、福岡証券取引所)存在します。

最大の証券取引所である東京証券取引所には以下の主要4市場があります。

東京証券取引所 主要4市場

東証一部:2,128社(時価総額250億円以上)

東証二部:493社(時価総額20億円以上)

マザーズ:276社(時価総額10億円以上)

JASDAQ:725社

※2019年1月時点

※出典:大和ネクスト銀行「東京証券取引所主要4市場の主な上場審査基準の違い」

東証株価指数(TOPIX・トピックス)

東証第一部上場株の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日である1968年の時価総額を100として、現在の株価がどれくらい減ったのか増えたのかを表しています。

日経平均とともに、日本の株式指数のベンチマークとなっています。

225銘柄の平均である日経平均と違い、TOPIXは東証一部に上場している全銘柄を対象としているため、市場全体の動きを把握するのに適しています。

なお、TOPIXは時価総額加重型です。

なちお

そもそも時価総額加重型って何だ??

ある時点における個々の銘柄の時価総額を基準とし、その後の時価総額の変化を指数化したものを「時価総額加重平均インデックス」といいます。時価総額ベースであるため、時価総額の小さい銘柄(小型株)よりも、大きい銘柄(大型株)の値動きに、より影響を受けやすい傾向があります。代表例は「東証株価指数 (TOPIX)」や「S&P500種株価指数」です。

※出典:三井住友アセットマネジメント「株式インデックスの潮流」

ダウ平均株価

アメリカの代表的な銘柄を選出し、平均株価(平均株価型)を算出した指数です。

ダウ平均株価には「ダウ工業株30種平均」「ダウ輸送株20種平均」「ダウ公共株15種平均」「ダウ総合65種平均」があります。

日本で一般的にいうダウ平均とは「ダウ工業株30種平均」であり、「ニューヨーク・ダウ」「ニューヨーク平均株価」とも呼ばれます。

構成銘柄の有名どころでいえば、アップル、アメリカン・エクスプレス、マクドナルド、コカ・コーラ、マイクロソフト、ナイキなどです。

ちなみにアメリカの主な証券取引所は以下です。

アメリカの主な証券取引所

ニューヨーク証券取引所(NYSE):2,356社

ナスダック証券取引所(NASDAQ):3,098社

※2019年10月時点

S&P500(エスアンドピー500)

ダウ平均に並ぶ、アメリカの代表的な株価指数です。

ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している米国企業のうち、代表的な500銘柄(工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種)で算出されます。

TOPIXと同じように、時価総額加重型となります。

S&P500に連動する主なETFは以下です。

S&P 500に連動する主なETF

SPDR® Portfolio S&P 500 High Dividend ETF(SPYD

iShares Core S&P 500 ETF(IVV

Vanguard S&P 500 ETF(VOO

中国の株価指数

今や経済大国の中国の株価指数をみていきます。

なちお

中国の指数となると、「聞いたことあるな」程度になります。実際に株価まではチェックしたことがありません。

中国は香港市場、上海市場、深セン市場があります。

香港市場

ハンセン指数:香港市場を代表する株価指数。 指数構成銘柄は香港市場のレッドチップ銘柄および、香港H株銘柄。

H株指数

レッドチップ指数

上海市場

上海A株指数:中国国内投資家向けの銘柄(A株)の動きを表す指数

上海B株指数:外国人投資家向けの銘柄(B株)の動きを表す指数

上海総合指数:上海市場で取引されるすべての銘柄の動きを表す指数

深セン市場

深センA株指数:中国国内投資家向けの銘柄(A株)の動きを表す指数

深センB株指数:外国人投資家向けの銘柄(B株)の動きを表す指数

深セン総合指数:深セン市場で取引されるすべての銘柄の動きを表す指数

我々外国人投資家が自由に取引できるのは、香港市場、上海と深セン市場ではB株指数となります。

ヨーロッパの株価指数

一般的な投資家であれば、ヨーロッパの株価指数までみる方はなかなかいないのではないでしょうか。

ヨーロッパの主な株価指数は以下となります。

EURO STOXX 50(ユーロ・ストックス50)

ユーロ圏の優良銘柄で構成される代表的な指数です。

ユーロ圏の11カ国から50銘柄をカバーしており、以下のような日本にも馴染みの深い企業が多く名を連ねています。

・ADIDAS(アディダス)
・AXA(アクサ)
・BMW(ビーエムダブル)
・L’OREAL(ロレアル)
・NOKIA(ノキア)
・VOLKSWAGEN(フォルクスワーゲン)

FTSE 100 Index

ロンドン証券取引所上場の時価総額上位100銘柄で構成される指数であり、イギリスの代表的な株価指数です。

後述するDAX(ドイツ)やCAC40(フランス)と並んで、欧州で注目度の高い株価指数です。

以下のような日本でも馴染みのある世界的な大企業が多く名を連ねています。

なちお

さすが英国は有名企業がズラリですね!

・BP(石油)
・British American Tobacco(タバコ)
・GlaxoSmithKline(医薬品)
・InterContinental Hotels Group(ホテル)
・HSBC Holdings(銀行)
・Prudential(保険)
・Vodafone Group(携帯)

DAX(ドイツ株価指数・Deutscher Aktienindex

フランクフルト証券取引所で取引される、ドイツの優良株30銘柄で構成される株価指数です。

BMW、VOLKSWAGEN、ADIDASなどが含まれています。

CAC40(シーエーシー40)

フランスのユーロネクスト・パリに上場する企業のうち40銘柄からなる株価指数です。

化粧品会社のL’OREALやグループ傘下に日産自動車を束ねるRenault (ルノー)などが含まれています。

IBEX35

スペインのマドリード証券取引所における株価指数です。

最も流動性の高い35銘柄で構成されています。

世界の株価指数はコロナの影響で大ダメージ

世界の株価指数はいかがでしたでしょうか。

調べる中で、ヨーロッパの株価指数もここ1か月で軒並み30%以上下げていることが分かりました。

逆に中国の株価指数は欧米ほどは下げていないのが意外でした。

ご参考になれば幸いです。

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